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大人が出てこない映画(きのうの続き)
そう、リンダリンダリンダには大人があまり出てこない。
出てきても、あまり大人らしくないし。

この手の映画には、「指導者」としての大人が
必ず出てくるじゃない。
てっきり登場人物の誰かが、「それ」をやるものだと
思っていたんですよ。
でも、誰もやらないんです。

ウォーターボーイズでもスィングガールズ(見ていないけど)でも、
ほらっT中N人さんが「それ」をやってたよね。
そうすっと、みんな「巨人の星」や「明日のジョー」になってしまうのですが。

だからというか、ここに出てくる子供達は、反抗もしません。
同じことかもしれないけど、甘えもしません。
本当はそういうところが「ふつう」じゃないんですよ、この映画。

でも、「反抗」って、ぼくにしても、もう見るのも、するのも、されるのも
なんか飽き飽きしてる、ような気がするんだよね。

「大人はわかってくれない」ではなく、
「大人はアテにならない」でしょ、現代は。

でもさ、誰の指導もなく、何かをやっていかなきゃならないのは
55歳のぼくも同じで、それが不安なのも同じで。
もちろん反抗するべき、ぼくにとっての「大人」もいないしさ。
by nahkid | 2005-08-07 02:57 | 映画 | Trackback | Comments(2)
Commented by felicie at 2005-08-11 19:41
そうか。実は私の高校時代も「指導者」はいなかった。
部活に顧問はいたけど、いっちどーも顔など出したことがなかった。
んだから、あーでもない、こーでもないと仲間内でもめたり、なれあったり、
いろいろありつつ、それが日常でした。
3年になって部活を引退したのも、なんとなくみんなそうだからというので自分で決めて、文化祭の当日、ものすごくそれが悔やまれて泣いた。
そういう自分と重なったのか。<4人の少女
Commented by nahkid at 2005-08-12 01:23
ぼくらのバンドも4人でした。カラダをぶつけあうような、あの時代のつきあいかたが、懐かしいです。もちろん、誰も指導してくれはしませんでした。そういうものを求めてもいませんでしたし。ぼくらはディスコのハウスバンドで、ハウスワインみたいな。文化祭ではいつも体育館を満員にしたものです。すごいよね。
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