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あなたも私も世界に一人しかいないから、大切なの。
(勝手に拝借してすみません)

コピーライターの仲畑貴志さんが母校の小学校で授業を行う
というNHKのテレビ番組で、小学生の女の子がつくったコピーです。
泣きました、ぼくは。
この録画を2度続けて見て2回とも。

二日間の授業で、このコピーができるまで指導できる
彼の力量もすごいな、と思ったけど。
コトバで何かをさせるということだけで、
感動が生まれるということにも、感動しました。

最初は自分のいいところを広告してみよう、という課題を出すんだけど
うまくいかないのね。子供達にテレがあって。
それで、つぎに自分の欠点を書かして、それから
友達を励ますコピーを書こうということになって。
いくつも素晴らしいコピーが出てきたんだけど、
ぼくが一番感動したのが、このコピーだったんです。

こんなのも。
君たちも主役だよ。
(一番輝いているのだけが夜空の星じゃない、
まわりの小さな星が輝いているから、大きな星も輝ける、
という説明付き)

恥ずかしがっても、何も起こらない。
(これ好きだな。
おとなしい子が、自分の欠点を克服するために、そういう友達にささやく
という設定を自分でしているんです。泣ける)

なんかこのあたりの表現を見ると、
ある種の優れたコピーライティングの果たしてきた役割というのが
わかるような気がする。

次は仲畑本人のかつての作品から。

生きるが勝ちだよ、だいじょうぶ。

(この番組で初めて知った作品ですが、いいコピーだと思います。
このキャッチフレーズ1本のために500本のフレーズが書かれて消えていく
という話にも圧倒されるけどね。って、情けない、オレ。
きょう記事の見出し候補を5本上げるのに、ウンザリしてたよな)
by nahkid | 2006-01-26 01:46 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(2)
Commented by がまくん2006 at 2006-01-29 16:55 x
わたしも泣きました。
仲畑さんの支援のことばの的確さに驚き,こどもたちのつくったコピーに泣きました。キーワードは,だれの心の中にも必ずあるんですね。
コピーがつくられていく過程をみてて,発掘みたいだと思いました。
(彫刻ともにてるかな)まわりのいらないものを削っていって,だんだん核心に近づいていくような,より自分のココロの形にそう表現をさがしていく。
そんなわくわく(しんどいと思いますが^^;)する仕事をしているんですね。
すごいな~,コピーライターって。
がんばです。
Commented at 2006-01-29 17:34 x
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