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逃げようよ
イヤなニュースが続いているので
だれかにこれを言ってもらいたかったんだ。
読んだ方は多いでしょうけど。
今朝の朝日新聞1面の臨時コラム。

「いじめられている君へ 死なないで逃げて逃げて」(劇作家 鴻上尚史)

(引用です)
死んでもいじめたやつらは、絶対に反省しません。(引用終わり)

だから、遺書だけ書いて、逃げちゃえばいいんだ、
という意味合いの言葉が続きます。

前から薄々思っていることですけどね、
ぼくなんかも逃げた部類なんですよね。
会社というシステムから。
そんな大人は、実はいっぱいいるのです。

気の向かないものに立ち向かう価値などない、
とぼくは思っています。
いやだったらそこ(学校とか)から逃げればいいんです。
積極的に逃げているうちに、
ああここが自分が力を発揮する場所なんだな、
というところが見つかるものなんですよ。

そうしたらこれまで出なかった力も出るし、
性格だって、変わります。
ものすごくがんばり屋になったりします。
そうなったらもう逃げる必要などないんです。

また引用します。
この世の中は、あなたが思うより、ずっと広いのです。
(引用終わり)

そうなんですよ。
目の前に見えているものだけが世界じゃないんだからね。

あまり面白くなかった中学時代、ぼくは
必死でビートルズの世界に逃げました。
そこにはまわりの世界とはまるで違ったものが見えたからです。
そのまんまその世界に居着いちゃいました。
高校に入ったら、こんどはまわりがそこに入ってきました。

ほらっ、「下妻物語」のロリータみたいなものだよね。
彼女もファンシーな世界に逃げているうちに、
刺繍という力を発揮できるものに出会った。
友達もできた。

鴻上、なかなかヤルナ!
by nahkid | 2006-11-18 00:03 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(0)
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