10日ほど前からけっこうな痛みの歯肉炎に悩まされてきた。
最初の2,3日はうんうんうなりながら、ロキソニンでしのいだ。 リモートの打ち合わせや、取材も延期してもらい、寝込んだ。 痛みが落ち着いてきたが、まだ鈍痛があり、すっきりしないので、以前、湿疹に悩まされたときに世話になった飯田橋の漢方薬局を頼った。 そこで勧められた「排膿散及湯」という薬を飲み始めた。 飲み始めたら、すぐに効いた! ナントナント、これはプラシーボ効果かリアルな効果か。ま、どっちでもいいんだけね、なおりゃ。 その日から鈍痛の嫌な感じが減少し、かなりラクな状況に。 以前、スネまわりに発生したしつこい湿疹がかゆいどころか痛み始めたとき、この薬局に駆け込んで、煎じ薬を処方され、1,2ヶ月で快方に向かったことがあった。 だから期待はしていたものの、漢方ってすごすぎる。 とはいえ、薬はやはり対症療法。根本の原因はなんとなーくストレス的なものだと見当がついているので、生活を変えないとね。 ちなみにこの10日ほどは断酒しております。 それはそれで悪くない(いや,飲みたいです) 飯田橋の富士堂薬局。渋谷にも支店があるけど、この界隈が好きなので。 #
by nahkid
| 2020-11-09 21:43
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はっぴいえんどのヒット曲(?)である「春よ来い」は地方から都会に出てきたばかりの若者の心情を描写した歌です。 お正月といえば、炬燵をかこんで お雑煮を食べながら 歌留多をしていたものです この歌が下宿のラジオから大瀧詠一のくぐもった声で聞こえてきたときは、なんだこれ?とびっくりして、すぐに引き込まれていきました。 地方から都会に出てきた若者は、当初徹底的な孤独に悩まされます。ところが詩を書いた松本隆は東京都港区青山で生まれて育っています。その彼が、 除夜の鐘が寂しすぎ 耳を押さえていました と書いたのです。書けるわけがないのです。でも書いたのです。もちろん、岩手の寒村で生まれた大瀧のレクチャーがあってこそでしょうけど。松本隆は当初からプロだったことの証明ですね。自分のことでなくても、自分のことのように書けるのがプロです。自分語りはだれにでもできるからね。
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by nahkid
| 2020-10-31 02:17
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あの頃、結婚したてのおれたちは浮かれていた。
平日つまんない業界紙の仕事をいやいやこなし、金曜になると、妻と義妹など何人か連れ立って横須賀に遊びに出かけた。 スナックでソウルフード(モツとキャベツとライス)を食べると、米軍施設内のディスコ「EMクラブ」に行く(誰でも入れたのか、仲間に顔パスの効く人がいたからなのか、忘れた)。 ディスコは黒人用と白人用に分かれていたが、おれたちはもっぱら黒人用のフロアで踊った。 夜が深まると、ディスコを出て、バーに行って黒人兵たちと朝まで酒を飲んだ。 怖くなかったか? ちっとも。 今ならどうかわかんないけど、当時はなぜか恐怖も不安もなかった。 ただ楽しくて、興奮していた。 若いってスゴイぜ。 ベトナムが終戦になり、少し落ち着いていた頃かもしれなかった。 殺気立った雰囲気はなかった。 そのバーで、おれがレゲエが好きでさ、と話していると、だれかがジャマイカ出身の若者を紹介してくれた。 彼と仲良くなって、友達と一緒にうちに遊びにくるように誘った。 一緒にボブ・マーレーを聴き、おれがラスタマンバイブレーションをくちずさむと、発音が違うよ、Rをもっと強調しないとわからないよ、と教えてくれた。 彼が故郷にいた頃の話を聞いて笑ったり(みんな性の目覚めが早いんだとか)、ゲームをしたりして遊んだ。 数年後、アメリカから便りがあって、今はガードマンをしていると、写真が添えてあった。ちょっと大人っぽくなっていた。無事でよかった。 彼との交流はそれで途絶えた。 今、アメリカはBLMで大揺れだな。 時が進むのは早いようで、遅い。 #
by nahkid
| 2020-10-29 19:33
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70年代初頭に女性解放運動(Women's Liberation)が盛り上がったとき、象徴的な存在だったのが、この二人、ジョンとヨーコさんだ。 そして象徴的な歌が、Woman Is the Nigger of the World 当時、ビートルズ時代のラブソングから遠く、かなりリアルな曲をつくるようになっていたジョンのこの曲は、おれにもけっこう衝撃的だったな。 今だったら、N..wordがどうのこうので、世に出られなかったかもしれないけどね。 現在、この歌詞に対する当地の評価はどうなんでしょうか? 分かる人がいたら教えて欲しい。 個人的には表向きのソフィストケートされた言葉でごまかさずに、現実に切り込んでいるのではないかと思うのですが。 あれから半世紀近く立って、女性解放がどこまで進んだのかは別の話です。(1mmぐらい?) メロディも激しく、切なくて、好きです。 ここは一つ、小柳ゆきのカバーでどうでしょうか。(イヤかい?) やっぱご本人たちのも。テレビスタジオライブ
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by nahkid
| 2020-10-27 23:39
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ほんの20~30秒だったと思うけど、うちの座敷の壁に嵐寛寿郎の鞍馬天狗と松島トモ子の杉作が映し出されて動いた。
まだうちにテレビがなかった頃、近所の青年クラブが週に何回か映画館に変身していた頃だ。 父が映写機を買ってきた。 8ミリカメラではない、ただフィルムをセットして、手で回して映像を壁に映し出す簡単なおもちゃだ。 当時の親にとっては、それなりの出費だっただろうけど、同じ映像をそう何回も見ないから、小学生のおれもすぐに飽きてしまった。 父は本人も映画や音楽が好きだったけど、こういう買い物をすることで、無意識に子供に夢を与えたかったのかな、と思う。 大志を抱け的な「夢」ではなくて、夢のようなできごとのような「夢」ね。 おれが息子にフェンダーを買ってあげたような感じかな。 #
by nahkid
| 2020-10-27 03:00
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by nahkid
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