いまどきの若いやつぁ、
なんでもかんでもブルースにしてしまうが、 ブルースというのは、 一つの種類しかないんだよ。 ・・・それが成り立つのは、恋する男と女の間だけさ。 と、ある年老いたブルースマン(サンハウス)が 「ライトニング イン ア ボトル」という 映画で述べてます。 いやー、粋だね。 いったいどんな説教が始まるのか、と 思いきや。 この映画、スティーヴンタイラーたちはご愛敬としても バディガイ、BBキング、ルースブラウンといった ブルースマン・ウーマンがたくさん出てきます。 それこそ粋な人たちがいっぱい。 そこにインディアアリーやメイシーグレイといった若手 ボニーレイト、ナタリーコール、ジョンフォガティといった中堅が からんで、最高の演奏が繰り広げられる。 すばらしいショームービーなんです。 バディガイのギタープレー、 BBキングのギターと歌を聴くだけでも、相当にシビレます。 80歳の老人が歌う、 sweet little sixteen にすごい迫力! でも、インディアアリーの「奇妙な果実」、 メイシーグレイの「ハウンドドッグ」も 素晴らしいと思う。 このあたり、いわゆる純粋なブルースとは違うんだが。 それが違和感なく、とりこまれている。 ブルースのフトコロは深い。 ぼくにしてもいつのまにか ブルースが沁みる年齢になっていたということが、 よくわかったな、この映画を見て。 あのユルサとダルサと粋が、いまのぼく。 で、あって欲しい・・・叶わぬ願いか。 それにしても、 これも、アメリカの一面、なんだ。
by nahkid
| 2006-05-25 01:39
| 音楽
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Tracked
from ロック好きの行き着く先は…
at 2006-06-27 00:22
タイトル : Son House - Death Letter
ロバジョンの師とも云われているデルタブルース界の大御所、通称「Father of Delta Blues」と呼ばれるサン・ハウス。今のところこの辺りが歴史的に漁れる最古のブルースマンの系譜らしく、時代は1930年と云われており、チ... more
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by nahkid
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