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愛の帆掛船(橋本治)
1989年。橋本治、40代前半の作品です。
こないだ「蝶のゆくえ」(2004年)という
最近の作品を読んだので、
また、何か読みたくなり
昔読んだ「愛の矢車草」(1987年)の続編ということで、
アマゾンで注文して読みました。
どれも短編集です。

「愛の帆掛船」は「愛の矢車草」と
まったく同じノリの作品なので、
自分の中では、
何も言うことがないのですが。
やっぱ面白いんですよ、すごく。
近親相姦的な話、同性愛、スワッピング、
こんなちょっと変わった「愛」と「性」なんですが。

同じように「愛」と「性」と「家族」をテーマにしても
50代後半で書かれたものと
40代前半で書かれたものは、
ずいぶん違うなぁ、ということは感じました。

年をとるとシリアスになりますね、やっぱ。
それはいろんなことが見えすぎる、
ということなのかなぁ。
ま、愛だの性だのいっても
そうそうエンターテイメントしてられねーし、みたいなことか。
by nahkid | 2006-09-03 04:01 | | Trackback | Comments(2)
Commented by chitlin at 2006-09-04 00:27
こちらにもおじゃまします。

橋本治を読まれるのですか。驚きました。
当方は10〜20代にかけて読み漁っておりましたので。
当ブログのロゴ画像として彼のポスター作品を拝借しております。

>「愛の帆掛船」は「愛の矢車草」と
まったく同じノリの作品
どちらも読んだ記憶があるのですが、恥ずかしながら内容についてはまったく憶えておりません(汗)。
最近では、読書自体から縁遠い状態なのです。 
良いきっかけになるかも知れません。

余談ですが、ひとつ前のエントリ『前川清!』にトラックバック出来ませんでした。後日、頃合いを見計らってトラックバックさせてください。
Commented by nahkid at 2006-09-04 02:15
>chitlinさん いらっしゃいまし。
音盤のコレクション、すっごくマニアックですよね~
興味のある方はお邪魔してみてはいかがでしょうか。
ぼくは知らないのが、いっぱいでした。
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