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ぼーっと
ぼくはふだん、あまり混んだ電車に乗ることはありません。ガランとしていたり、立っていても少々の人混み程度のものだったり、座って向い側の人を眺めることができたり、とか。
それぐらいだとかえって、本を読むよりは、ぼんやり人の様子や景色を眺めていたほうが楽しいということなのか、あまり本を読みません。

若い頃は、海外のミステリーが大好きで電車の中でもよく読んだものですが、さいきんは少なくなったなぁ。
本を読むというのは、遠くへ行くという行為(もちろん精神的に)だと思いますが、本を読まないというのは、遠くより、近くを見ていたいという行為かもしれませんよね。

えーと、ぼくはぼーっとするということを、かなり肯定的にとらえているんですよ。気持ちが滞らずに発散されたときに、そういう状態になれると思うんで。それにぼーっとすることは心身の疲れをとる自然な行為でしょうし。でも気持ちが鬱屈していると、疲れても案外ぼーっとはしにくいものなんです。そういうぼーっとできない状態が続くのは、よくないですもんね。

移り気とか、気が散るというのはあまりいいこととして言われていませんが、ぼくはこれ日常においてはすごく大切なことだと思いますよ。
同じような意味でも「気を散じる」というと、とたんにいい状態をいう言葉になるんですね。なかなか意志的にはできにくいことですけどね。
この逆がひとつところに停滞する、なにかにこだわる、ということになるでしょうか。

てなことを書きながら、ぼくはいま自分の状況を振り返っているというしだいで。ぼーっとしながらですけどね。
by nahkid | 2007-04-06 02:24 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(0)
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