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また、ビットレートのこととか
最近のぼくの興味はitunesとiPodにあるので、どうしてもアタマがそっちにいってしまうのだが、というか、ぼくの音楽ライフがすっかりそっちに移行しているのだ。

さて、ぼくはCDの音源をitunesに読み込むときに、なんどもいっているけど、圧縮しないAIFFかWAVでリッピングしている。そもそも、CDプレーヤーでは不完全にしか読み取れないといわれているデータをほぼ完全に読み取るのが目的なので、必然的にそうなるのです。したがって、圧縮してたくさんの曲を持ち運べるという、本来の主旨は放棄しています。

といってもぼくのiPodのハードディスクは80ギガバイトなので、圧縮しなくても2000曲は入るのですよ。充分です。ところで、みんなはどうしているのかというと、Gooのリサーチでこんなのがありました。
また、ビットレートのこととか_c0051423_1532064.gif

MP3が大半を占めてますな。iPod標準のAACが少ないのは意外ですね。で、圧縮しないという人もAppleLosslessとWAVを合わせると10%を超えているのですよ。これも意外です。

ぼくのようなitunesやiPodの使い方をしている人は、少数だけど、そんなにレアでもないという感じですね。iPodの80GBや160GBが出る前の調査ですから、いまはもっと増えているかも。そしてもっと増えるかも。

ぼくはオーディオマニアではありませんから、えらそーなことはいえませんが、音楽というのは体全体で、無意識の領域まで含めて味わうものですから、理論的に人に聞こえない音を削るのが圧縮ということなんだというのは、かなり人間性を無視した、あるいは鈍感な見解だと思うな。本来、人に伝わるべき音を削っているのだというのが正しいんじゃないか。それでもCDプレーヤーよりましだ、という人もいるから、CDプレーヤーというのもかなり問題ありかもだが。

圧縮しないというほかに、読み込むときに「エラー訂正を使う」に設定するのもいい音のためには必須です。これについて、ぼくのibookG4でCDを読み込むときに、よく聴いたCDはものすごい音がするんです。ガタガタとかブーとかうるさくてそばにいられないぐらい。ほかのCDはたいして音がしないのに。ああ、つまりこれがエラー訂正をしている音なんだな、と勝手に解釈をしております。それによって、古いCDが蘇るみたいです。beatlesの初期盤しかり。

あ、つまりCDは劣化しないというのはあくまで幻想だったんですな。劣化はしているんだけど、レコードのように明らかな雑音が入らないので、錯覚をしていたんだけど、実は、音がどんどんくもっていっていたんだ。そうか、そうなんだ!と最近気づいたんですよ。

デジタル時代になって間がないですから、ぼくらはいろんな幻想を持ってしまってるんですよ、きっと。ハードディスクに入れておけば半永久に持つのだというのも錯覚で、寿命が3~5年ぐらいというじゃない。あくまで一時置き場でしかないんですよね。

しかし、itunesおよびiPodで音楽を聴くようになると、そのラクさと音のよさに、笑えてしまうぐらいだな。もうCDには戻れないよ。元はCDであるにしてもね。
by nahkid | 2007-10-12 02:08 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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